佐藤秀美先生監修
日本の食卓にも合うエクストラバージン
オリーブオイル料理レシピrecipe
エクストラバージンオリーブオイル
焼き魚 “新鮮味”漂う大根おろし添え
材 料(2人分)
- 甘塩の鮭切り身2切れ
- 大根おろし
- ・ 大根約5cm(150g)
- ・ 麩適量
- ・ エクストラ・バージン・
オリーブオイルお好みの量
作り方
鮭の切り身を焼く
- 塩鮭の切り身にオリーブオイルを全体に塗る。
- 塩鮭を魚焼きグリルで香ばしく焼いて器に盛る。
大根おろしを作る
- 大根は皮をむいておろす。
- 麩をビニール袋に入れ、手でもんで砕き、1.の大根おろしと混ぜ合わせる。
- 大根おろしを添えてオリーブオイルをかける。
調理のポイント
甘塩の鮭切り身の全体にオリーブオイルを塗って焼く
- 切り身をオリーブオイルでコーティングすることで水分が飛び過ぎない。
⇒ 身がふっくら仕上がる。 - 魚肉が焼き網にくっつきにくくなる。
「大根おろし+オリーブオイル」で、大根おろしに“緑の香り”で新鮮味をプラス
オリーブオイルの「緑の香り」は青葉アルデヒド(3-ヘキセナール)等の揮発性化合物。
色々な野菜の緑葉の主成分で、“新鮮味”を感じさせる。
栄養のポイント
大根おろしに麩を混ぜることで、栄養の損失を防ぐ
大根おろしの水分には、水溶性のビタミンCや硫化化 合物、デンプン分解酵素などが含まれている。この水分を麩に吸わせれば、大根おろしの栄養を 丸ごと摂ることができる。
鮭のアスタキサンチンは油と一緒に摂ると、吸収率アップ
鮭の赤い色素は脂溶性のアスタキサンチン。
切り身にオリーブオイルを塗ることで、アスタキサンチンの吸収率が高まる。
「鮭+大根おろし+オリーブオイル」で体全体の抗酸化
鮭のアスタキサンチン(赤い色素)、大根おろしのイソチオシアネート(辛味成分)やビタミンC等、オリーブオイルのβカロテンやビタミンE、ポリフェノール等は抗酸化物質。⇒ 抗酸化物質は種類によって体内で作用する場所が異なるので、
様々な種類の抗酸化物質を一緒に摂ることで、カラダ全体の抗酸化に役立つ。
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佐藤 秀美 先生学術博士(食物学)/
日本獣医生命科学大学客員教授横浜国立大学卒業後、企業で調理機器の開発に従事。その後、お茶の水女子大学大学院修士・博士課程を修了。学術博士。専門は食物学。大学で教鞭をとる傍ら、栄養士免許を取得。研究者と主婦の目線で料理や栄養を研究。著書多数。
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